これから沖縄移住のために賃貸物件を契約する方にとって、
『遠方での賃貸契約はどのように行うのだろう』
『仕事がまだ決まっていない場合でも契約できるのかな』という疑問が出てくると思います。
今回の記事では夫婦2人とも無職でも賃貸物件の契約をすることができた筆者の経験を踏まえて、
賃貸物件の契約手順やポイントをお伝えしていきます!
賃貸契約の手順
①住むエリアを決める
まずは住むエリアを絞ります。
仕事や学校などの位置をよく考慮したうえでエリアを決めましょう。
沖縄は都市部以外はモノレールが走っていないので基本はバスでの通勤通学、送り迎えになるのでそのあたりもよく考えて決めましょう。
②住みたい物件を複数候補に絞る
ネットで住みたい物件の候補をいくつか出し、目星をつけます。
実際に物件を内見したい方は候補を絞ったうえで事前に管理会社と内見のスケジュール調整をします。
私たちも内見のために移住前に数日間沖縄を訪れる時間を作りました。
ただこれは必須ではないので、ネットの情報だけで十分という方は内見は必要ありません。
周りの環境を自分の目で見て確かめたい方には内見はおすすめです。
③申し込み(仮予約)
住みたい物件が決まったら申し込みをします。
沖縄に出向かなくてもオンライン上の書類のやりとりで契約まで完結できる不動産会社がほとんどなので安心です。
申し込みでは住所、勤務先、収入、保証人などの記入が必要になります。
※この時、自分たちよりも前に申し込みをした人がいた場合『キャンセル待ち』という扱いになります。これは申し込みが確約ではなく、前の人が何らかの事情でキャンセルになった場合に順番が繰り上がってきたら申し込みができるという形です。
④審査
提出書類をもとに保証会社が審査を行います。
会社にもよりますが、申し込みをしてから大体1週間ほどで審査結果が分かります。
承認されれば本契約へと進みます。
⑤本契約
無事に審査が通ったらいよいよ契約です。
これもいまはオンライン上(ビデオ通話等)で完結することが多いです。
管理会社から重要事項説明を聞いて説明内容に納得ができたら契約へと進みます。
実際の入居日もここで確定していきます。
場合によっては保証人の署名や印鑑が必要になる場合があるので事前に準備をしておきましょう。
⑥入居
晴れて入居日が来たら鍵の引き渡しやガス、水道の開栓が行われます。
事前にガス会社とやりとりをして開栓日の立ち会いの日程調整を行っておきましょう。
注意点
①保証人の人数と内訳
沖縄の不動産会社ではまれに、
『保証人は沖縄県内在住者に限る』という場合があります。
それでは、沖縄に縁もゆかりもなく知り合いもいない県外の人はどうすればいいの??
となりますが、こういう不動産会社にあたってしまった場合は潔くその物件をあきらめるか、
他の不動産会社でも取り扱いがないか聞いてみましょう。
1つの物件を多数の会社が取り扱っている場合もあります。
あとはごくまれに保証人を2人立てなければいけないケースもあります。(めったにないですが)
これも2人立てるのが難しいようであればほかの不動産会社にあたることをおすすめします。
②家賃の引き落とし銀行は地方銀行
これはほぼ多くの物件にいえることですが、
沖縄の賃貸物件の家賃引き落とし口座は沖縄の地方銀行指定であることが多いです。
(沖縄銀行、琉球銀行、海邦銀行等)
そのため、沖縄に来たタイミングで沖縄の地方銀行の口座開設をしておくとスムーズです。
③申し込み時に無職の場合
沖縄移住を考えている方の中には引っ越してから新しい仕事を探す方もいらっしゃると思います。
筆者夫婦もそうでした。
そのため、賃貸物件の申し込み時にタイミングによっては無職であることは避けられない事態です。
ただ、保証会社としても家賃を払える見込みのない人には家を貸すわけにはいかないので
そうなってくると収入の担保として
- 貯金残高証明
- 保証人を1名追加
などを提出する必要が出てきます。
どうしても申し込み時に無職の状態になってしまう人は貯金残高が必要になってくるのでしっかりと貯金をしておきましょう。
大体家賃の半年分から1年分の貯金があれば安心です。
(基準は保証会社によって異なります)
④契約がオンラインや郵送で対応していないところがある
これも不動産会社によりますが、こじんまりした会社だとオンラインでの契約に対応していなくて契約のために来店が必要になるケースがあります。
ほぼオンラインで対応してくれるところが多いと思いますが、
事前に対応可能か確認しておくと安心です。
賃貸物件の選び方のポイント
①駐車場はついているか
車を保有する予定のある方は駐車場が必要になってくるので、
物件に駐車場があるかどうかは大切なポイントになってきます。
エリアによっては駐車場が足りていないため、月極駐車場が激戦でなかなか空きがでないところもあるので事前に確認しておきましょう。
②エアコンの有無
夏場の沖縄はエアコンが必須です。
特に小さい子供がいる家庭ではエアコンがないと子供が熱中症になる危険性があります。
1部屋1台エアコンが必要になるので内見や契約の時にエアコンの設置台数や設置位置の確認をしましょう。
③浴槽
実は沖縄県民は湯船につかる習慣がありません。
なにより1年を通して平均気温が高いので湯船の必要がないからかもしれません。
そのため浴槽がついていない物件も多々あります。
県外から引っ越してくるお風呂好きの方は浴室に浴槽があるか事前にチェックが必要です。
④米軍基地が周辺にあるか
米軍基地の周辺の住宅は戦闘機の飛行の騒音に悩まされている方が多いです。
物件を借りる際は米軍基地の近くを避けた方がトラブルも少なくおすすめです。
まとめ
- オンライン上で賃貸契約の締結まで行える不動産会社が多い。
- まれに保証人が県内者限定や2人以上必要なケースもあるので注意が必要。
- 沖縄の地方銀行の口座はいずれ必要になるので早めに開設しておこう。
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