実際に沖縄に住んでみると、沖縄ならではの文化や風習の違いに驚くことが多々あります。
今回は旅行に来ただけではわからない、沖縄で生活をしてきたからこそ気づいたいくつかの『沖縄あるある』をご紹介していきます。
①方言が独特すぎて聞き取れない
沖縄地方の方が話す言葉を『うちなーぐち』といいます。
よく聞くうちなーぐちは「はいさい」や「なんくるないさ」などですね。
これを聞くと沖縄に来た感がありますが、実際に島のおじぃやおばぁが話す言葉はまるで外国語です。
うちなーんちゅ(沖縄の人)でもおじぃやおばぁの言っている言葉が聞き取れないらしいので、
移住者にはなかなかハイレベルな言語です。
また、沖縄は沖縄ならではのアクセントやイントネーションがあるのでしばらく沖縄に住んでいると、
沖縄の人かそうでないかが話し方で分かってきます。
やわらかくて親しみやすい話し方なので真似をしたくなりますが、本当に真似が難しい方言だと思います。
②お墓が大きいのに驚く
沖縄のお墓を見たことがある方はわかると思いますが、沖縄のお墓はサイズがかなり大きいです。
これにはいくつか理由があるようで、
- 台風などの雨風に対応するため
- 埋葬のルールや風習が本土と異なっているため
- お墓で親族で集まって食事をする文化があるため
などが挙げられます。
沖縄はご先祖様を特に大切にする習慣があるので、年中行事であるお盆を毎年盛大にとりおこないます。
お盆の時期にはお店が早く閉まったり、休みになるほど県民にとっては重要な行事となっています。
墓前で親族みんなで食事をするためにお墓を大きくしているというのはご先祖様を大切にする沖縄ならではの素敵な文化ですね。
③冬が暖かく感じるのは最初だけ
沖縄は一年を通して温暖な気候であることで有名ですね。
沖縄の冬の平均気温18℃前後のため、本土から沖縄にくるとかなり暖かく感じるかたがほどんどだと思います。
しかし、実際は大陸からの北風がかなり強いため気温よりも体感温度はかなり寒いです。
冬によくある芯から冷える凍える寒さは沖縄ではあまりないですが、風の寒さがあります。
移住した一年目の冬は本土の凍える寒さを経験しているため、ダウンなしでも冬を越せる勢いですが
2年目以降はそうはいきません(笑)
暖かさに体が慣れ、寒さへの免疫もなくなり沖縄の冬ですらかなり寒く感じてしまいます。
しかし、沖縄は冬の時期がかなり短いのでアウターが必要になるのは実質2,3か月もないかもしれません。
④ヤモリが多い
沖縄はヤモリが非常に多いです。住んでいると家の中でヤモリを見つけるのはもちろん、窓に張り付いていることもよくあります。
屋内にいると、よくヤモリの鳴き声が聞こえてきます。
(キュッキュッキュッキュという音がしたらヤモリかもしれません)
ヤモリはゴキブリなどの害虫を食べてくれるので、『家の守り神』として縁起のいい生き物とされています。害はないのでそこまで気にならないですが、フンをいたるところにするので掃除が少し大変かもしれません。
⑤ファッションにお金がかからなくなる
これは人によるかもしれませんが、筆者夫婦はそうでした。
暑い時期が多いので、基本は半そでスタイルが多い沖縄。
海や自然の中で遊ぶことも多いので、高級な服やカバンはあまり出番はなく(カビてしまうことも多い)サンダルを履いている期間が長いので使う靴の種類も自然と減っていきます。
私たちは海が好きなので、いつでも海に行けるようにファッションサンダルというよりかは『ギョサン』といわれる海関係の方が愛用している丈夫なサンダルを愛用しています。
沖縄では『島ぞうり』といわれるビーサンのようなものを履いている方も多いです。
そうすると自然と洋服にかけるお金も減っていくので支出も減り一石二鳥ですね。
⑥沖縄でよく見かける苗字がある
本土で多い苗字といえば、
「鈴木さん」「佐藤さん」「山田さん」などですよね。
しかし、沖縄ではこれらの苗字はなかなか見かけません。いたとしたらルーツが県外の方がほとんどです。
沖縄では、
「比嘉さん」「大城さん」「金城さん」という苗字がとても多いです。
近所の表札を見渡すとこの苗字の方が必ずいるほど多いです。
あと沖縄でよく見かける苗字としては
「与那嶺(よなみね)さん」「新垣さん」「仲宗根さん」などがあります。
沖縄に住んでいると苗字を見ただけで沖縄の人かどうかがわかってきます。
【まとめ】
沖縄に住んでみると、沖縄ならではの文化や風習を知る機会に触れることが多く楽しい。
旅行で来ただけではわからない沖縄の良さを新たに見つけることができる。
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