沖縄移住3年の壁!?

沖縄移住

みなさん、沖縄移住には『3年の壁』というものがあるといわれているのはご存じですか?
これは沖縄移住をした人が3年くらいたつと元住んでいた場所に帰ってしまうというものです。

年間で県外から沖縄に移住してくる人は3万人前後で、
その中で3年以内に沖縄から転居してしまう人の割合は8割ほどと言われています。

せっかく沖縄移住をしてもほとんどの人が地元に戻ってしまうようです。

いったいなぜこのようなことが起こるのか、その理由を探っていきましょう。

『沖縄移住』というと身近に海があって、南国の雰囲気が味わえて一年中リゾート気分でいられるというイメージがあると思います。

もちろんそれは間違いではなく、沖縄のとてもいい部分です。

しかし、旅行で数日間滞在するのと実際に長期間住んでみるのとでは、
だいぶイメージが変わってくる
と思います。

生活するとなると、本土とは違う気候・環境ならではの問題(台風や湿気、塩害など)が出てくると思います。

沖縄ならではの事情を事前に調べずに『住みたい』という気持ちだけで移住をすると

自分が思っていた理想と実際の現実のギャップに違和感を感じて、数年で元住んでいた場所に戻ってしまうということが起こります。


この大きな要因は沖縄の賃金の低さがあると思います。

沖縄県の最低賃金は896円(令和5年10月現在)です。
これは全国ワースト2位のランキングです。

また沖縄は正規雇用の給与も全国平均より低く、そのため非正規雇用者数が多い特徴を持っています。

賃金は低いのに物価はそこまで低いわけではないので、生活が厳しくなってしまう傾向があるのではないかと思います。
さらに、沖縄では車の維持も必要になってくるので支出が増えてしまうケースもあります。

これを防ぐには、移住時の仕事の選び方が非常に大切になってきます。
生活はすべての基盤なので、仕事探しからしっかり計画的に行っていく必要があります。

沖縄県と他の都道府県との大きな違いは周りが海で囲まれていることです。

陸路で続いていないので県外にいくには必ず飛行機(または船)で移動をする必要があり、
気軽に車で他県に遊びに行くことができません。

そのため、休みの日は大体県内で過ごすことが多くなっていきます。

そうするとメジャーなレジャースポットは行きつくし、遊ぶ場所が限られてきてしまいます。

そのうちにだんだんと沖縄に面白味を感じなくなってきてしまい、沖縄をでてしまう方がでてくるのかもしれません。

「沖縄移住」とネットで検索すると「失敗」「挫折」などネガティブなワードがでてきますが、

それはあくまでもその人個人が感じた感想で、出来事の事実ではありません

そのときには失敗と感じても、あとから思えばいい経験であったりためになったという場合も少なからずあると思います。

だから、沖縄移住をしてたとえ3年以内で沖縄をでることになってもそれは「失敗」や「挫折」ではないと思います。
『沖縄移住』という決断と行動をした経験そのものに価値があると思っています。

もちろん不測な事態をできるだけ回避するために、
移住の前にしっかりとした計画と準備は必要ですが、極端に移住を恐れる必要はないと思います。

ネット上のネガティブな意見に振り回されることなく、自分が本当にしたいことに耳を傾けて行動することが大切だと思います。

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